2023.06.30
海龍王寺は和銅3年(710)の平城遷都の際、藤原不比等は土師(はじ)氏から土地を譲り受け、邸宅を構えた際、北東隅にあった寺院は壊さずに残されまました。この寺院が海龍王寺の前身です。その後、光明皇后が相続し皇后宮となります。皇后は遣唐留学僧・玄昉(げんぼう)が仏法をたずさえ無事に帰国することを願い、寺院の伽藍を整備しました。
天平7年(734)に玄昉が帰国すると、聖武天皇・光明皇后は最新の仏教政策を学んだ玄昉を重用し、この寺院の住持に任じます。
海龍王寺と寺号は、玄昉が帰国の途中、東シナ海で暴風雨に襲われた際、「海龍王経」を一心に唱えたところ、九死に一生を得て無事に帰国を果たしたことより遣唐使の渡海安全祈願を営むようになり、寺号が海龍王寺と定められたそうです。
この1300年以上続くお寺も今も守り続けておられる石川重元住職が、クラウドファンディングを利用し皆さまからのご協力をもって、このお寺を次の世代にも残していく活動を始められました。
ぜひご協力をお願いしたいと思っています。
下記のサイトをご覧ください。
クラウドファンディングサイト
小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか(海龍王寺 住職 石川重元 (イケ住) 2023/06/16 公開) – 継続寄付 READYFOR